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指導環境関連のお知らせ
プライスボード適正表示のポイント・公取協セルフチェック
プライスボードの表示
1. 販売価格を、「車両価格」に「諸費用」を加えた価格を「支払総額」の名称で表示すること
→新聞やチラシ、インターネット等の広告、店頭展示車等、全ての販売価格を「支払総額」で表示(内訳として「車両価格」及び「諸費用の額」を表示)
2. 「諸費用」とは、自賠責保険料、税金(法定費用含む)、登録等に伴う費用(新規又は移転登録を行う場合の検査登録手続代行費用及び車庫証明手続代行費用をいう)
→走行距離数が1000km未満の場合は、走行距離計の表示値をそのまま表示
→「改ざん歴車」は「改ざん歴がある旨」を表示
※「走行不明」とは表示できません。
必ずコンディション・ノートも表示・交付してください。
→「交換歴車」は「交換歴がある旨」及び「交換前・後のキロ数」を表示
※合算値のみの表示はできません。必ずコンディション・ノートも表示・交付してください。
3. 「納車準備費用」や「通常仕上費用」等、その名称の如何を問わず、洗車や室内クリーニングのための費用など、販売の準備行為や中古車を商品化するための作業に要する費用等は、「車両価格」に含め、「諸費用」として別途請求することはできません。
→「納車準備費用」等、中古車の商品化のための費用は、「車両価格」に含めて表示
4.保証の有無について、保証費用が「車両価格」に含まれる場合は【保証付き】、含まれていない場合は【保証なし】と明瞭に表示すること
※【保証付き】の場合は「保証内容」、「保証期間・走行距離数」を明瞭に表示すること
→保証に要する費用(整備の実施が「保証付」の条件である場合の整備費用も含む)を販売価格に含む場合のみ「保証つき」と表示(それ以外は「保証なし」と表示)
5.定期点検整備について、整備費用が「車両価格」に含まれる場合は【定期点検整備付き】、含まれない場合は【定期点検整備なし】と明瞭に表示すること
→【定期点検整備付き】と表示している場合、定期点検整備に要する費用は、別途請求することなく、「車両価格」に含めて表示
6. 走行距離数を適正に表示すること
→走行距離数が1000km未満の場合は、走行距離計の表示値をそのまま表示 「改ざん歴車」は「改ざん歴がある旨」を表示
※「走行不明」とは表示できません。 必ずコンディション・ノートも表示・交付してください。
7. 「修復歴あり」または「修復歴なし」のいずれかを表示すること
→「修復歴あり」の場合、必ずコンディション・ノートも表示・交付
展示車に「メーター改ざん歴車」または「交換歴車」がある場合
8. メーター交換がされている車両や改ざんが判明した車両にはシールを貼付すること
展示車に「特定の車両状態」に該当する車両がある場合
9. コンディションノート等により表示し、購入者へは同書面を交付すること
→特定の車両状態とは以下のいずれかに該当する車両
①メーター交換歴車
②走行郷里疑義車
③メーター改ざん歴車
④修復歴車
⑤定期点検整備なしで、要整備箇所のある車両
修復歴「あり」だけではなく、修復歴の部位を正しく表示するとともに、同書面を購入者に交付する。
「冠水車」に関する不当表示
「冠水車」について、虚偽の表示をして販売した場合、不当表示(優良誤認)に該当します。
注意:「冠水車」は、「消費者に販売するには適さない車」です!
「冠水車」は、突然エンジンが始動しなくなる、また、電気系統に支障をきたすおそれや車両火災のおそれもある等、将来的に品質上重大な問題が発生する可能性が非常に高いことから、公道を安全に走行するという、消費者が中古車を購入する目的を果たす事が出来ないものであると考えられ、「冠水車」は、「商品中古車として消費者に販売するには適さない」と言えます。
※「冠水車」であることを見落とすことのないように、仕入れ・入庫時には、必ず知識やスキルを有する人が適正な車両チェックを行ってください。